ベトナム移住の後悔
水が硬水なので髪を洗ってもギシギシ
ベトナムに移住した後、意外にも後悔していることの一つが、現地の水の硬さに関することです。特に日本から来た人には、水質の違いが思いのほか影響を与えることがあります。ベトナムの多くの地域では、硬水(カルシウムやマグネシウムを多く含む水)が主に使用されており、これが髪の毛に悪影響を及ぼすことがあります。
硬水で髪を洗うと、シャンプーやトリートメントの効果が十分に発揮されにくく、洗った後に髪がギシギシしてしまうことがよくあります。髪の毛が乾燥しやすく、まとまりが悪くなるので、毎日のケアが大変に感じることもあります。この問題は、特に日本の軟水に慣れていた人にとっては予想外のトラブルで、最初はその違いに戸惑うことも多いです。
対策としては、硬水専用のシャンプーやトリートメントを使用したり、水質を改善するための浄水器を導入する方法があります。また、シャワーヘッドにフィルターを取り付けることで、硬水による影響を軽減することも可能です。ベトナムに移住したばかりでこの問題に悩んでいる人には、こうした工夫を試すことをおすすめします。
食べ物の味がすべて大味
ベトナムに移住した後、食文化の違いに驚いたことの一つが、食べ物の味が全体的に大味であることです。特に日本の繊細な味付けに慣れていた人にとっては、このギャップが予想以上に大きく感じられることがあります。ベトナムの料理は、調味料やスパイスが効いていて、味が濃く、塩分や甘みが強調されることが多いです。
例えば、日本では素材の持ち味を生かす料理が一般的ですが、ベトナムではソースやドレッシング、ケチャップなどが多く使われ、味が一つ一つ際立って大きく感じられます。特にファーストフードや外食では、油っぽさや塩気が強く感じられ、何度か食べるうちに飽きてしまうこともあるかもしれません。
また、野菜や魚の扱い方にも違いがあります。日本では新鮮な素材を生かすために軽い味付けが多く見られますが、ベトナムでは焼いたり、揚げたりと調理法が重めになりがちです。これが、食事をもっとシンプルでヘルシーに楽しみたいと考えている人には、後悔の要因となることもあります。
もちろん、ベトナムにも地域ごとに特色のある美味しい料理はたくさんありますが、最初に慣れ親しんだ味付けの違いには戸惑うことが多いかもしれません。食文化の違いを楽しむためには、地元の食材や調味料をうまく取り入れて、少しずつ新しい味覚に馴染んでいくことが大切です。
食の楽しみは薄れる
ベトナムに移住して感じた後悔の一つは、食の楽しみが薄れてしまうことです。日本では、食事が単なる栄養補給だけでなく、季節感を感じたり、友人や家族と一緒に食事を楽しんだりする大切な時間でした。しかし、ベトナムではその食事が「効率的」になりがちで、食の楽しみが減ったと感じることが多いです。
まず、日本の食文化では、食材の新鮮さや味わいを重視し、見た目にもこだわった盛り付けや、食事のマナーを大切にします。しかし、ベトナムでは「量」が重視されることが多く、料理がボリューム満点で味付けも濃いものが多いため、味や見た目に対する繊細なこだわりが薄れているように感じることがあります。特にファーストフードやテイクアウトの文化が根強く、忙しい日常では食事が手軽で簡単な選択肢に偏りがちです。
また、食材そのものの選択肢も異なり、日本の食材や調味料を手に入れるのが難しい地域も多いため、慣れ親しんだ味を再現するのが難しく、食事の楽しみが減少してしまうことがあります。外食の種類も限られ、手軽に日本食を楽しむことができる場所が少ないため、ホームシックを感じることもしばしば。
もちろんベトナムにも美味しい料理がたくさんありますが、食文化の違いが原因で、移住当初のように食事の楽しみが深く感じられなくなることがあるのです。そのため、移住後に食文化の違いを乗り越えるためには、料理を楽しむ時間を意識的に作ることや、新しい食材を取り入れて自分なりの食文化を築いていくことが大切だと感じています。
細かいところで不便さを感じる
ベトナムに移住してから感じた後悔の一つは、細かいところで不便さを感じることです。日本では何気ない日常がスムーズに進んでいたものの、ベトナムに来ると、思わぬところで不便さを実感することが多いです。
まず、日常生活の中で最も不便に感じるのは、公共交通機関の整備状況です。日本ではどこへ行くにも公共交通機関が便利で、時間通りに移動できることが当たり前でした。しかし、ベトナムの多くの地域では公共交通機関が発展していないため、車が必須となります。車を所有していない場合、移動の自由度が制限されることがあり、特に大都市圏では、車がないと生活が不便だと感じることが多いです。
また、生活に必要な手続きやサービスも、細かいところで日本と異なり、手間がかかることが多いです。例えば、銀行口座の開設や住所変更、健康保険の手続きなど、細かい書類や手続きが多く、英語でのやり取りに戸惑うことも少なくありません。ベトナムのサービスは効率的ですが、時に日本ほど丁寧ではないため、期待していた通りにスムーズに進まないことがあります。
加えて、日常生活で日本に慣れていると不便に感じるのは、ちょっとしたものが手に入りにくいことです。例えば、日本特有の調味料や食品を買うのが難しく、近くのスーパーでは見かけないものが多いです。また、コンビニ文化がないため、急な買い物が必要な時に便利なコンビニがなく、スーパーまで足を運ばなければならないこともあります。
こうした細かい不便さが積み重なると、思った以上にストレスになることがあり、特に移住したばかりの頃は、その違いに驚くことが多いです。慣れていくうちに解決策を見つけていきますが、最初は小さな不便でも大きな違和感として感じることが多いのが現実です。
楽しみが少ない
ベトナムに移住してから感じた後悔の一つは、楽しみが少ないと感じることです。日本では、日常の中に楽しみやリフレッシュできる瞬間が多くありましたが、ベトナムではその感覚が薄れてしまったように思います。
例えば、日本では季節ごとのイベントや行事、または街中の風景を楽しんだり、週末にちょっとした趣味を楽しむ機会が身近にありました。しかし、ベトナムではそのような小さな楽しみが少ないと感じることがよくあります。もちろん、ベトナムには大きなイベントや観光地もありますが、日常的に楽しみを見つけるのが難しく感じることもあります。
また、ベトナムのライフスタイルは忙しく、特に都市部では仕事や学校、家事に追われる日々が続き、余暇を楽しむ時間が取れないことがあります。週末に何か特別なことをしようと思っても、周囲には特に目新しい娯楽が少なく、何をして過ごすか決めかねることもしばしば。日本では街を歩けば新しいカフェやレストランが目を引き、友達と気軽に遊ぶ場所も多かったのに対し、ベトナムではそうした場所を見つけるのに時間がかかることがあります。
さらに、ベトナムでは飲食店やカフェの文化が日本とは異なり、外食に出かけても、味や雰囲気において物足りなさを感じることがあります。特に、日本のように小さな個人店が多く、季節ごとの特別なメニューが提供されるということが少なく、食文化における楽しみが薄れてしまうと感じることがあります。
もちろん、ベトナムにもたくさんの魅力がありますが、日常的な楽しみを見つけるのが少し難しいという点で、移住してからこのような後悔を感じることがありました。慣れてくるうちに、自分なりの楽しみを見つけていくことが大切だと感じていますが、最初はその違いに戸惑うことが多いのも事実です。
街やトイレが汚い
ベトナムに移住してから感じた後悔の一つは、街やトイレの清潔さに関する違いです。日本では、公共の場や街中がきれいに保たれており、どこに行っても清潔感を感じることができました。しかし、ベトナムではその感覚が異なり、特に公共の場所やトイレの清潔さについて不安を感じることがあります。
まず、街の清潔さについてですが、ベトナムの大都市ではゴミが道に散乱していることがよく見られます。街角にゴミが捨てられていたり、清掃が行き届いていない場所が多く、見た目にもあまり清潔とは言えない場所がいくつもあります。特に観光地や繁華街では、ゴミ箱が溢れていることがあり、街全体が散らかっている印象を受けることもあります。このような光景は、日本の整然とした街並みに慣れていた人にとっては、少し驚きや不快感を与えることがあります。
次に、トイレの清潔さにも大きな違いを感じます。日本のトイレはどこに行っても清潔で、衛生的に保たれていることが当たり前ですが、ベトナムのトイレは必ずしもそうではありません。特に公共のトイレでは、掃除が行き届いていないことがあり、衛生面に不安を感じることがあります。また、トイレットペーパーや手洗い場の設備も、場所によっては不十分であったり、使いにくいことがあり、そうした違いに戸惑うことがよくあります。
これらの点は、移住当初は特に気になる部分であり、慣れるまでに少し時間がかかることもあります。もちろん、地域や施設によって差がありますが、全体的に日本の清潔さに慣れていた人には不便に感じることが多いです。
日本よりも治安が悪い
ベトナムに移住してから感じた後悔の一つは、日本よりも治安が悪いと感じることです。日本は世界的に見ても治安が非常に良い国として知られており、夜遅くても安心して外を歩ける環境が整っています。しかし、ベトナムでは地域によって治安に大きな差があり、特に都市部では犯罪が多いと感じることがあります。
ベトナムの一部の地域では、日常的に強盗や窃盗、暴力事件が発生しており、そのため常に周囲に気を配る必要があります。特に夜間、人気の少ない場所や不安定な地域では、歩いているだけでも危険を感じることがあります。銃社会であるベトナムでは、銃器を使った事件が発生することも多く、安全が保障されていないと感じることもあります。
また、公共の場所や交通機関、ショッピングモールなどでも、警備員が常に巡回していたり、監視カメラが至る所に設置されていたりすることがあり、そのような環境を目の当たりにすると、治安に対する不安が募ります。特に日本から来た人にとっては、これらの治安の問題が移住当初、大きなストレスになることが多いです。
もちろん、ベトナム全体が危険なわけではなく、地域や都市によっては非常に安全な場所も多いですが、治安が悪い地域や特定の場所に遭遇するリスクがあるため、常に注意が必要です。移住した当初は、治安に関して過度に警戒してしまうことが多く、生活の中で不安を感じることも少なくありません。
日本の治安の良さに慣れていたため、ベトナムの治安面での違いに戸惑うことが多く、その点で後悔を感じることもありました。慣れるまでには時間がかかりますが、地域ごとの治安情報を把握し、警戒心を持ちながら生活することが重要だと感じています。
貧富の差が激しい
ベトナムに移住してから感じた後悔の一つは、貧富の差が非常に激しいことです。ベトナムは世界の経済大国であり、繁華街や高級住宅地では華やかなライフスタイルが広がっていますが、その一方で、貧困層の存在が非常に目立ち、貧富の格差の大きさを実感することが多いです。
まず、都市部では高級住宅地と貧困地域が隣接していることがよくあります。裕福な人々が住む高層ビルや豪華な住宅街のすぐ近くに、ホームレスが多く暮らす公園や路上が広がっている光景を目にすることがあり、その対比に驚くことがあります。社会保障が充実しているとは言えず、貧困層の人々が生活困難に直面している状況を目の当たりにすると、格差の広がりに不安を感じることがあります。
また、教育や医療、住居においても、経済的な背景が大きく影響します。富裕層は高額な私立学校や高品質な医療を受けられますが、低所得層は質の低い公共サービスしか受けられないことが多いです。特に医療制度では、保険に加入していないと治療費が非常に高額になり、経済的な理由で必要な治療を受けられない人もいます。このような不平等な状況を見ると、移住してから「ベトナムは全ての人にチャンスがある」という理想とは裏腹に、実際の生活では厳しい現実が待ち受けていると感じることが多いです。
さらに、地域によって生活の質が大きく異なるため、裕福なエリアではショッピングモールやレストラン、公園などが整備されていて快適に過ごせますが、貧困層が多い地域では治安が悪化し、公共サービスが行き届かないことがあります。このような格差を目の当たりにすると、ベトナムに移住したことに対して、時に後悔の気持ちが湧いてくることもあります。
もちろん、ベトナムにはチャンスも多く、成功する人々も多いですが、貧富の差の大きさに直面すると、生活に対する不安や不公平感が強く感じられます。